虎ノ門をデジタルツインへ変えるアプリ
「TOKYO NODE」は、ただ展示やイベントを行うだけの施設ではない。「TOKYO NODE LAB」のような実験的施設が新たな表現へ挑戦する機会を提供することはもちろんのこと、虎ノ門をデジタルツインの街へ変えることもTOKYO NODEのテーマのひとつだ。
それも、シミュレーションのために現実の建物や道をデジタル空間上に再現するただのデジタルツインではない。TOKYO NODEは、デジタル空間上の活動が現実にも影響を及ぼす「ダイナミックデジタルツイン」へ虎ノ門の街を変えようとしている。デジタル空間上で展開される表現が実際の街の体験を変えていくとしたら、居住者やオフィスの利用者に限らず多くの人がまちづくりに関われるようになるだろう。虎ノ門は時間と空間から解放された、開かれたプロトタイピングの場になっていくのである。
ダイナミックデジタルツインのようにリアルとデジタルをつなげるような取り組みにおいてかかせない存在が、開業と合わせてリリースされた「TOKYO NODE Xplorer」だ。ラボメンバーでもあるバスキュールによる企画・開発のもと制作が進んだこのアプリは、ARコンテンツの発表を筆頭に、TOKYO NODEを訪れた人々に新たな体験を提供しようとしている。